エンディングノート デジタル機器の情報を残しておく

エンディングノートを使った終活が注目されていますが、いざご自分のノートを作成しようと思ってもなかなか進まないのが現状です。

そこで、シニアのパソコン.comではデジタル機器の情報をエンディングノートとして残しておくことで、「終活」を手軽にはじめられるようになるのでは?と考えました。

今回はデジタル終活についてお伝えいたします。

エンディングノートとは

エンディングノートとは、人生の最期を迎えるにあたり自分の思いや希望を家族や友人などに確実に伝えるためのノートです。

エンディングノートと遺言の大きな違いは、遺言は亡くなった後の希望や指示を書きますが、エンディングノートは現在から亡くなった後のことまで幅広く書くことができます。

ただし、エンディングノートは遺言と異なり法的な効力はありません

エンディングノートは、あらかじめ終活に必要な項目が記載されているので書きやすいのが特徴です。

エンディングノートに書くことは?

エンディングノートは、終活の道しるべとして自分の希望や思いを綴るものです。家族はエンディングノートを手にすることで、本人の意思を確認することができ、家族は迷いやさまざまな決断の後の後悔が少なくなります。こういうことからも、自分だけでなく家族のためにも必要なノートなのです。

  1. 私の生きた道(経歴)や思い出など
  2. 医療や介護の希望
  3. 葬儀やお墓の希望
  4. 財産や保険のリスト
  5. 万一の連絡先リスト(親戚・知人など)
  6. 遺言書

エンディングノートを書くと、自分の気持ちを表すことができ、家族など残される人に自分の意思を伝えられます。

エンディングノートが誰にも見つけられない・・・ということにならないように

実際にエンディングノートを書いていくと、自分の気持ちを整理することができ、これからの人生を前向きに考えることができるようになる方が多いです。

ただし、書いただけでは自己満足に終わってしまいます。

こらからの人生で、自分で自分の思いを伝えられなくなった時でもエンディングノートを家族が手にすることで、自分が希望する最期を送れるように作成するものです。折に触れて家族に伝えてください。

万一の時に、家族に気づいてもらえるようにエンディングノートを作成していることを家族や周囲に伝えておくことが大切です。亡くなって数年後に遺品を整理していて「エンディングノートが見つかった」などということにならないように対策を考えておきましょう。せっかく準備したことが無駄になってしまいますから。

エンディングノートは何度でも書き直せる

エンディングノートは、書き方にルールがあるわけではないので、気持ちが変われば何度でも書き直してください。書き直した際に日付を書いておきます。また、一度に全てを書き込む必要はありません。折に触れてエンディングノートを開いて、書けるところ、書きたいと思うところから書きはじめましょう。

そして、自分が判断に迷うような項目は、無理に書き込まず、本を読んだり、セミナーや講演会を聞いたり、周囲の話を聞いて、納得してから書いても大丈夫です。できれば、自分にとって優先順位の高い、緊急性の高い項目から書いてください。たとえば、医療や介護についてや緊急時の連絡先などです。

緊急性が高く、目に触れるところに置いておきたいページは、コピーなどして電話や玄関の近くに置いておくとよいでしょう。

ノートの書き始めは「デジタル機器について」

エンディングノートをデジタル機器について書き始めることで、手をつけやすくなると考えました。

パソコンやスマートフォンにパスワードを設定するのが一般的になりました。

わたしの教室にもご主人が亡くなった後、生前に使っていたパソコンを奥様が使えるようになりたいと入室された方がいらっしゃいます。

パソコンを拝見すると、起動時のパスワードがかかっており、奥様はパスワードがわからないとのことでした。

仕方なく、パソコンを初期化して改めて奥様用にセットアップして練習していただくことにしました。

もしかすると、パソコン内には写真や書類などのデータが残っていたかもしれません・・・

残された家族が、パソコンを開いて確認しなければならないような場合、エンディングノートにIDやパスワードを記録しておくと安心です。

デジタル終活

所有しているパソコンやスマートフォン、利用しているWEBサービスやSNS

いわゆるアカウント・パスワードといわれるものを一覧に記しておきましょう。

所有しているデジタル製品

パソコン

  • パソコン(メーカー名):
  • マイクロソフトアカウント:
  • パスワード:

携帯電話

  • スマートフォン・タブレット:
  • 契約している会社(キャリア):
  • アカウント:
  • パスワード:

WEBサービス(ショッピングサイトなど)

  • サービス名:
  • アカウント・ID:
  • パスワード:

SNS

  • サービス名:
  • アカウント・ID:
  • パスワード:

これらを先に書き始めることで、エンディングノートの作成に取りかかれるかもしれません。

シニアのパソコン.comのエンディングノート

シニアのパソコン.comでは、サイトからエンディングノートをダウンロードいただけるようにしています。

シニアのパソコン.comのエンディングノート

ダウンロードしたエンディングノートは印刷してご利用いただけます。

エンディングノートの17ページにデジタル機器について記入するページがございます。

このページから書き始めてみてはいかがでしょうか?

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シニアのパソコン.comの管理人であるわたしは

終活ライフケアプランナー

の資格を取得しております。

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