パソコンを起動したときに、「このPCは従量制課金ネットワークに接続されています」と表示されるとご相談いただきました。
従量制課金とは?
従量制課金とは、電話・インターネット通信などで用いられる料金体系のひとつで、サービスを利用した量に応じて、請求金額が変化します。
たとえば、10円で3分間の通話できる電話サービスで、3分以内だと10円、30分通話すると1,000円が請求されるのが従量制課金です。
これとは逆に、期間内の利用量に関係なく、請求金額が変化しないものは固定課金、定額課金などと呼ばれています。
従量制課金でも利用量に比例した課金ではなく、料金に上限があるもの、最低料金が決まっており、決められた量を超えた部分だけが従量課金となるものなど、さまざまなバリエーションが存在するのです。
パソコン画面に表示された今回のケースは?
Windows10では、お使いのパソコンがインターネット接続されている場合に、パソコン内のファイルがOneDrive(クラウドサービス)に自動的に同期されるのです。
同期とは
パソコンとOneDriveの同期は、パソコン内のファイルをインターネット上に保存し、パソコンデータ=インターネット上のデータとして維持れます。
インターネット上にデータを保存しておくことで、パソコンやスマートフォンが故障した際に、いつでも新しい端末にデータを取り寄せることができるのです。
ご相談いただいた生徒の方は、環境がモバイルWi-fiだったため、OneDriveの接続設定が従量課金制となっていたのです。
OneDriveの設定を確認する
モバイルWi-fiを利用している方は、念のためOneDriveの設定確認をしておきましょう。
OneDriveはパソコンの画面右下、時計の横の「隠れているインジゲーター内」に設置されています。
OneDriveのアイコンを右クリックすると、メニューが表示されます。「設定」をクリックします。
設定メニューです
「設定」タブをクリックして、「このデバイスが従量課金制ネットワークのときに、同期を自動的に一時停止する」にチェックマークが入っていることを確認しましょう。
これでOneDriveは従量課金制ネットワークに接続している間、自動的に同期されなくなり、インターネット接続時にお知らせが表示されるのです。
今回は、OneDriveの仕組みと従量制課金についてご説明させていただきました。
インターネットの仕組みを知ることで、パソコンやスマートフォンを便利に活用できるようになりますね。
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