先日、私の教室に通うご年配の生徒の方からパソコン購入のご相談をいただきました
その生徒の方は、パソコン初心者で、90歳の女性の方です。
この生徒の方はいつも前向きな姿勢で通っているとてもステキな方で、ご家族とのエピソードに感激してしまったので、今回の記事にさせていただきます。
今までパソコンに触れたことはなく、ご家族にも内緒で教室に入室されました。
ほとんど毎日教室に通い、マウスの使い方からローマ字入力を一生懸命に練習されます。
上達の秘訣は感謝の気持ちを忘れないこと
マウス操作や入力が上達したことをお伝えすると、
「ありがとうございます。先生のお陰です。」
といつも感謝してくださるのです。
いつも低姿勢で、感謝を忘れず、ひたむきに努力される姿に感動します
「他の人の3倍も4倍も時間がかかるけど、やれるだけやってみる」
と授業のたびにおっしゃいます。
パソコン操作に慣れてきた頃、自分用のパソコンを購入したいとご相談いただきました。
喜んでご相談に乗らせていただきましたが、もともとご家族に内緒で教室に通っているため、急にパソコンを購入しては、ビックリされてしまいます。ですから、一度ご家族にパソコンを始めたこと、自分用のパソコンを購入しようとしていることを相談してから決めることにしました。
数日後、パソコン購入のことをご家族と相談されたそうで、その内容を詳しく伺うと
「勉強することは応援するけど、この先できるようになるかわからないから、良いものを買っても仕方ない。中古のパソコンにしてはどうか?」
と言われたそうです。
その話を受け、私からこの生徒の方にお伝えしたのは、
「90歳になられ、ご自分で決心して習いはじめたパソコンです。今回購入するパソコンは、おそらく最初で最後の相棒となるパソコンになると思います。新しく購入する方向で考えてはどうか?もう一度ご家族と相談してみてください」
と。
この日の授業の後、いくつかオススメのパソコンをプリントアウトしてお渡ししました。
生徒の方の本気を家族が後押し
それから数日後、この生徒のご家族が、「本気で勉強しているなら」と新しいパソコンを一緒に買いに行ってくれたのです!
しかも私がオススメしているパソコンの中でも最上級のパソコンを選んでくれたそうです
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教室に来ている生徒の方にも、それぞれ日常のドラマがあってパソコンを学習しているんだというのを改めて実感しました。
だからこそ、焦らず・マイペースに授業を進めていただき、一つ一つの成果を一緒に喜んで、一緒に成長していきたいという思いで日々の教室を開校しています
この生徒の方は、今Wordの学習をして、ご自分で考えたハガキ作成を楽しんでおられます。ご自分のハガキを作っても、「自宅にモノは増やしたくない」そうで教室の展示コーナーに飾ってくれています。
教室で私が82歳でiPhoneアプリを開発された「若宮正子さん」の話をしていたため、先日新聞の切り抜きを持って来てくださいました。若宮さんの話を聞いていたから、私宛に持って来てくれたそうです
90歳から、若宮さんを目指してがんばりましょう!と励ますと笑っていました
新しく購入したパソコンには、私のお勧めする設定をして使っていただいています
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